代表挨拶
シェイクスピアシアターは、故・出口典雄によって1975年に設立、1981年にはシェイクスピア全37作品の上演を達成しました。文字通りシェイクスピアの先駆者です。
僕が生まれたのは上演達成の1981年。劇団の長い歴史からすればまだ小僧に過ぎません。
それでも、入団から16年役者として鍛えていただきました。時には舞台監督、時には営業マンとして、出口と色々な思いを共にしてきました。そんな僕が出口の最後の弟子として、このたび劇団の代表になりました。
僕らのこれからの活動が「出口シェイクスピア」をそのままの形で伝えていけるほど、出口の遺したものは簡単ではありません。
しかし、それでもなお続けていかなくてはと思うのです。今を生きる皆さま方に一人でも多く観ていただきたいのです。出口の言葉を借りて言えば「シェイクスピアはどうにも止まらない」のです。
心ある方のご協力のお陰で、拠点となる事務所と稽古場を使わせていただけることになりました。新生シェイクスピアシアターの出発です。
まずは学校公演などのイベントを中心に活動をしていきます。ゆくゆくは育成機関や本公演、周年公演なども見据えています。
つたない芝居でありますが、
皆様がたが大目に見、
おとがめなくば身のはげみ。
どうぞよろしくお願いいたします。
2022年5月
シェイクスピアシアター代表
高山健太
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