終演のご報告と講評の紹介
新生シアターによるNewPlace公演にご来場いただき、誠にありがとうございました。
↑「夏の夜の夢」出演者一同。
シェイクスピア観照家 高木登氏より講評をいただきました。
New! (5月17日追加)
早稲田大学英文学科 冬木ひろみ教授より講評をいただきました。
シアターの『夏の夜の夢』は久しぶりに拝見しましたが、非常に素晴らしい舞台だったと思います。何よりも言葉が生きていて活力があり、役者のみなさんの熱情がそのまま伝わってくる舞台でした。これまでもシェイクスピアシアターの『夏の夜の夢』を拝見してきましたが、今回は気をてらうような箇所は全くなく、素直にそして感動的に、また大笑いしつつ楽しめる舞台だったと思います。観客からの笑い声が多かったのもその証左だと思います。最初の素の役者さんが役になってゆくところもこの劇のメタシアター性をよく表していましたし、鏡も効果的に使われていて感心しておりました。強いヒポリタの造形から強いタイテーニアへの移行、シーシュース・オーベロンの2組のダブリングもとてもうまくいっていたと思います。両者がそれぞれの写し鏡のように実際見えてきて、5幕へゆく前の妖精夫婦の和解から公爵カップルの和解(?)の状況も納得できる流れになっていたように思います。久しぶりに言葉が明瞭に届く舞台を拝見できましたし、また俳優さんたちの情熱あふれる役者魂を見せて頂きました。ありがとうございました。
↓「間違いの喜劇」舞台写真
コロナをはさんで何年ぶりかで観劇させていただきました。シンプルな舞台で何も変わってないなと思っていたけれど、これまでと違うものを感じました。変わらないところと変わっていくところ、変えていくところ、それらを感じながら、楽しいときを過ごしました。次回公演でまた進化を楽しませてください。
(「間違いの喜劇」のご感想より)
物語に詳しくなくても充分楽しめる内容でした。皆さんとても声に張りがあって聞きとりやすかったです。
(「夏の夜の夢」ご感想より)
この圧倒的な幸福感を前に言葉が見当たりません。
(「間違いの喜劇」ご感想より)
最後とても気分が晴れ晴れしました。演劇は数える程しか見たことがないですが、今まで見た中で1番よかったです。ボタンの掛け違いがどんどん複雑になっていき、次はどういう組み合わせで出てくるんだろうとワクワクしました。特にドローミオ兄と弟がコミカルで、動きも大きくて楽しかったです。これからもっと演劇を見たいな、お芝居ってすばらしいなと思えました。
(「間違いの喜劇」ご感想より)
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