「十二夜」終演のご報告


おかげさまで、もう一度!創立45周年記念公演「十二夜」、学校公演も含め全日程が終演しました。ご来場いただきました皆さま、またご検討くださった方々へ、心より御礼申し上げます。合わせてアンケートやご感想へのご記入に感謝いたします。ここでは舞台写真とともに、一部ご紹介いたします。(写真:大塚文夫)


※追加で写真が届き次第、少し更新予定です。 ※2024年11月25日追記・更新



新生シェイクスピアシアターの滑舌のよい、切れ味のある鮮やかな舞台に感動いたしました。原作を読み直そうと発奮いたしました。



はじめて舞台を観たのですが、セリフだけで世界に引き込まれてすごかったです。大変良い経験になりました。とっても楽しかったです。



全くセットがないのに、何の物足りなさも感じず、出演者さんのエネルギーに圧倒されました。



楽しそうな雰囲気も伝わってきて感動しました。生ってスゴイ!と思いました。明日もガンバろうと思わされました。ステキな時間をありがとうございました。



セリフが思いの外多く、内容が理解できるか心配でしたが、ものすごく引き込まれました。楽しい劇をありがとう。



たくさん笑って、たくさんドキドキして、最後に泣いて、とても心が忙しかったです。感動しました。



シェイクスピアシアターの公演を約5年ぶりに観劇しました。小道具やセットをほぼ使っていないのに、大きな動きやよくひびく声で情景が想像でき、とても感銘を受けました。



楽しいシェイクスピアでした。難しいお芝居かと思っていましたが、所々コミカルで、子どもでも楽しく観ることができました。



9月のペリクリーズがとても面白く、今日の十二夜を予約しました。期待通り良かったです。これからも楽しみにしています。



久々にHPで見つけて観に来られてとても楽しかったです。またの公演楽しみにしております。



俳優座劇場の頃から拝見していますが、変わることなく簡素な舞台と素晴らしい台詞を継続しているところが良かったです。



今回始めて演劇というものを鑑賞させて頂きました。演劇が始まり、何もセットも無い状態で使うのはイスと小道具だけでしたが、演劇を鑑賞しながらでも様々な情景や背景を想像出来ました。皆さんの演劇力の高さに感動しました。



感動と笑いと色々ありましたが、素晴らしい舞台でした。長時間なのに時間を忘れる程引き込まれました。



キャラクターがそれぞれ濃くそして面白く、何度も笑いながら楽しく観劇させていただきました。また、言葉の韻の踏み方もとてもおもしろく、そして俳優さんがそれらの言葉を大切にしながら演じられていたので、これぞシェイクスピア作品だなと感じられるほど、言葉でも楽しみ、芝居でも楽しみ、と二重で演劇を楽しむことができました。



皆さん素晴らしかったのですが、中でもヴァイオラが最高でした!次点でアンドルー。面白すぎです。マライアが本で読んだ時よりずっと魅力的なキャラクターに感じられて、トービーが結婚したのも納得です。マルヴォーリオが手紙を読むシーンは抱腹絶倒でした。



オリヴィアが結構ちゃんとコミカルなのも良かったです。また、セバスチャンも女性が演じていたので、アントーニオやオリヴィアとの関係、ひいては全体的な人間関係がより複雑に感じられ、興味深く思いました。



アントーニオの熱い男ぶりも見事でした。小さな役も、ヴァレンタインたちが退場する時の動きとか、細かいところまで笑いが効いていて面白かったです。ほわぁ〜と幸せオーラが出ている神父さんが印象的でした。



暗転がない(注)にも関わらず、場面の移り変わりがはっきりしていてすごいなと思った。夜のシーンや昼間、獄中などで照明が変化しているのが素敵だった。

(注:上演途中に場面が変わるところで照明が暗くならず、ずっと照明がついた状態ということ。)



公爵たち宮殿メンバーの恋ゆえの葛藤や表情、トービーたちの陽気でテンポのいい会話に終始目が離せずにいた。



十二夜は戯曲を知っていて、フェステと公爵を同じ人がやると知ったときはどうするのだろうと思っていたが、すごく自然で素敵にアレンジされていてよかった。とても思い入れのある作品だったので、今回観ることができてとても嬉しかったです。素敵な舞台ありがとうございました!



シェイクスピア観照家 高木登さまより、講評もいただいております。下記リンクより。


高木登 観劇日記-2024-043

チラシには「シェイクスピア・シアター創立45周年記念公演」とあるが、45周年は実は4年前の2020年であった。この時はコロナ禍で中止を余儀なくされ、また同年暮れには劇団主宰者で演出家の出口典雄が亡くなるという不運が重なった。  その後、劇団の中堅俳優であった高山健太を中心に、2022年から新生シェイクスピア・シアターとして新たなスタートを切ったが、再生スタートのメンバーが意見の相違もあって数名が抜けていった。  残ったメンバーにより、今年5月に早稲田小劇場どらま館にて『ペリクリーズ』を上演し、今回は来年のシェイクスピア・シアター50周年記念を前にして、残されたメンバーにとって「素通りできない大切な公演」である幻に終わった45周年記念公演『十二夜』に再チャレンジすることになった。  『十二夜』は1975年に渋谷ジャンジャンでシェイクスピア・シアター旗揚げ公演で上演された作品である。  開演とともに柔らかく響いてくる音楽をバックにして、「音楽が恋の糧であるなら、つづけてくれ」という高山健太が演じるオーシーノ公爵の台詞で始まり、その瞬間から出口典雄が大切にしていた小田島雄志の台詞の口調が心地よく耳に響いてきて、ドラマへと引き込まれていった。  何もない空間で演じるシェイクスピア・シアターの劇は、出口メソッドとも言われる台詞の発声・口調が命であるが、それが忠実に再現されていた舞台であった。  シェイクスピアの劇は、少年俳優が女役を演じていたという当時の時代背景もあって女性の登場が少ないが、今日では逆比例するかのように女性の出演者が多数を占める傾向が増えており、この公演でもそれを反映して女優の出演が多い。  公爵に仕えるヴァレンタインやキューリオを演じる加藤真伎、青木茉依をはじめ、双子の兄妹の兄セバスチャンの照屋りこ、オリヴィアの召使フェービアンを蒼谷明依らが本来男性である役を違和感なく演じた。  出演者の中で注目したのが、今年の1月にSophia Shakespeare公演の英語劇『十二夜』

mineyo-tk.main.jp


今回は、はるばる遠方から、北は北海道、東北から、南は九州、沖縄よりお越しいただき、大変恐縮です。次回公演も予定しております。どうぞよろしくお願いいたします。


シェイクスピアシアター

演出家亡き後も、日本のシェイクスピアの語り方を求め継続中。 1975年旗揚げ、81年にシェイクスピア全37作品の演出 そして上演達成(世界初)。 今後の上演には焦らず、慎重に。2022年より新体制で活動中。 YouTubeに出口典雄の講義を残してます。 次回公演は2025年2月1日(土)、2日(日)「ハムレット(1時間版)」! お問合せは→ info.shksprthr45@gmail.com

0コメント

  • 1000 / 1000