創立50周年前夜祭「ハムレット(1時間版)」

2日間の公演が無事 終演いたしました。ご来場いただきまして誠にありがとうございました!

皆さまのお気持ちに心より感謝申し上げます。(2/5更新)

◇ご観劇になった感想を一部紹介させていただきます。

人数が少ない中での演じ分け、一空間の中での場面転換、人物の入れ替わりがスムーズで鮮やかでした。(20代)


迫真の演技に圧倒され、感動いたしました。悲劇であるけれども、台詞と動きが鮮やかに統一されていて印象深かったです。(50代)


はじめは衣裳がカジュアルの私服風でおどろきましたが、想像力でおぎなって、途中から全く気にならず、むしろ良かったです。(20代)


とても迫力がありました。すぐに「ハムレット」の世界に入ることができました。オフィーリアの歌が心に刺さりました。(10代)


ストーリーがとても分かりやすく、説明役の方の大事さを感じました。台詞も聞きとりやすかったです。(50代)


初めてシェイクスピアシアターに来ましたが心動く作品を見せていただきました。日々頑張る糧になりました。(20代)


観客の年齢の幅広さにおどろきました。学生だけでなく、卒業後もずっと心に「演劇を大事にする気持ち」を持ち続けた方々に支えられている劇団なんだと思いました。(中略)数十年経っても同じ志が続いていることにもおどろいています。(60代)


高木登氏からもご感想が届きました。

高木登 観劇日記-2025-0023

心配していたことが杞憂に帰したというより、むしろ感動の方が大きかった。  何を心配していたかというと、2022年に高山健太を代表にしてシェイクスピア・シアターが新たなる出発した年に、国立西洋美術館で催された<フランス・ロマン主義が描いたシェイクスピアとゲーテ―版画で「観る」演劇>の関連イベントで、西洋美術館講堂で演劇パーフォーマンスとしてシェイクスピア・シアターが『ハムレット』を公演したが、その時の上演が余りに素晴らしかったのに感動したことがあり、その後劇団の内部事情により、ともに立ち上げた仲間の半数が退団することになり、そのなかにハムレットを演じた者もいたからである。  つまり、その時いた半数がいなくなっての再演(正確にはむしろ新たな上演といった方が妥当だろう)で無事にやれるのだろうかという心配であった。しかし、実際にはその心配を覆す、すばらしい内容であった。  一番心配したのはハムレット役であった。新生シェイクスピア・シアター代表の高山健太は、出口典雄のシェイクスピア・シアターでは道化役を中心に活躍しており、他のメンバーもどちらかというと悲劇より喜劇を中心に演じていた。が、そのハムレットを演じたのは、高山健太。これまでの彼のイメージを覆すような演技ですばらしいハムレットを演じた。  2022年の『ハムレット』では高山健太が『ペリクリーズ』のガワーを彷彿させるドラクロワとして「説明役」を務めた。この時は5枚のドラクロワの絵画を用いての5幕劇として構成し、その構成力の素晴らしさにも感心した。  今回その説明役を演じたのは巻尾美優。彼女は最後の場面でホレイショーをも演じるのだが、前回の高山健太のドラクロワ=詩人ガワーと比べると、劇の進行役としての彼女は、まさに「語り部」としてのホレイショーと言ってよかった。  キャスティング表を見て「えッ、どうなるのだろう?!」と思ったのは、西山公介がポローニアスとレアティーズの二役になっていることだった。二人は同時に出る場面があり、その場面は最初の方で「見せ場」の一つともなっているからである。  この余計な心配も全体の構成で難なく乗り切っていた。  全体の構成を振り返って見ると、最初はいわゆる「謁見の場」といわれる場面で、ハムレットの第一独白で結ばれ、このときの高山健太の台詞力に期待を超えたものがあっ

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日が差し迫っており、大変恐れ入ります!来月2月1日(土)夜、2日(日)昼に、「ハムレット(1時間短縮版)」を入場無料・予約不要(全席自由席)にて上演いたします。ご来場お待ちしております。


◇演目

「ハムレット(1時間版)」

作:W・シェイクスピア 、訳:小田島雄志

原案:出口典雄 、演出:高山健太


◇キャスト

高山健太、三田和慶、西山公介

熊井なつみ、巻尾美優、ハービーみき杏


◇日程
2月1日(土) 19:00開演
2月2日(日) 14:00開演

※受付開始は開演の1時間前、開場は開演の30分前から。当日受付時の整理番号順でご案内します。ただし足の不自由な方やご高齢の方のため、一部の座席を優先席としてご用意します。

※上演時間目安:1時間程度(途中休憩なし)を予定。 (多少時間が変動する場合があります。)


◇入場無料・予約不要(全席自由席)


◇スタッフ

[照明/音響] シェイクスピアシアター

[舞台監督] 三田和慶

[企画制作/宣伝美術] 西山公介


◇場所

早稲田大学小野記念講堂 地下2階

(東京都新宿区西早稲田1-6-1 27号館 地下2階)

早稲田キャンパスのすぐそばです。


・都電荒川線 早稲田駅 徒歩5分     

・都営バス(学02系統)「早大正門」徒歩2分 

・山手線・西武新宿線 高田馬場駅徒歩20分

・東西線 早稲田駅(3aまたは3b出口) 徒歩5分

◇主催

早稲田大学文学部英文学コース


◇共催

早稲田大学坪内博士記念演劇博物館


◇お問い合わせ

シェイクスピアシアター

info.shksprthr45@gmail.com

シェイクスピアシアター

演出家亡き後も、日本のシェイクスピアの語り方を求め劇団を継続。 1975年旗揚げ、81年にシェイクスピア全37作品の演出 そして上演達成(世界初)。 今後の上演には焦らず、慎重に。2022年より新体制で活動中。 YouTubeに出口典雄の講義を残してます。 次回公演は2025年5月「ロミオとジュリエット」@吉祥寺シアター。 お問合せは→ info.shksprthr45@gmail.com

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